著者 金大偉(きん・たいい)
四六判 上製 609ページ 口絵6ページ
「すべての人間は潜在的なアーティストである」
満洲人の父親と日本人の母親を持つ著者金 大偉氏は、中国最後の王朝といわれる清朝を興した王族につながる血筋にあたる。約10年もの間続いた歴史に残る社会的騒乱「文化大革命」にも遭遇し、中学生という多感な時期に来日、その後日本でアーティストとして開花。音楽、映像、絵画等多岐に渡る芸術性は社会学者・鶴見和子や作家・石牟礼道子もその才能を認める。〝特異〟な人生を歩んできた氏が行き着いた「調和と統合」のアートはこれからの時代にあるべき姿を見せるのか?